学研全訳古語辞典 |
ぎゃう 【行】
①
悟りに到達するための修行。浄土教では、称名(しようみよう)念仏をいう。◇仏教語。
②
律令制で、位階と官職を並記するとき、位階が官職よりも高い場合に、位階と官職との間に置く語。
出典大鏡 道長上
「従(じゆ)四位上行摂津守(せつつのかみ)右京大夫(うきやうのだいぶ)」
。[反対語] 守(しゆ)。
③
漢字の書体の一つ。行書(ぎようしよ)。
ギョウ 【行・刑】
⇒ぎゃう
くだり 【行】
文章の行(ぎよう)。また、文章の内容。
出典源氏物語 常夏
「くだりの程、端(はし)ざまに筋かひて、倒れぬべく見ゆるを」
[訳] 行の具合は、端の方に斜めになって、倒れてしまいそうに見えるのを。
-くだり 【行】
…行(ぎよう)。▽文章の行(ぎよう)を数える。「三(み)くだり」
コウ 【亢・好・行・考・更・幸・庚・香・剛・高・講・江・降】
⇒かう
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