学研全訳古語辞典 |
おと-づ・る 【訪る】
活用{れ/れ/る/るる/るれ/れよ}
①
音を立てる。声を立てる。
出典金葉集 秋
「夕されば門田(かどた)の稲葉おとづれて」
[訳] ⇒ゆふさればかどたのいなば…。
②
訪問する。訪れる。
出典伊勢物語 一七
「年ごろおとづれざりける人の」
[訳] 数年来訪れなかった人が。
③
安否をたずねる。たよりをする。
出典平家物語 一〇・三日平氏
「月に一度なんどは必ずおとづるるものをと」
[訳] 月に一度くらいは必ずたよりをするものだがと。
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