学研全訳古語辞典 |
ふま・ふ 【踏まふ】
活用{へ/へ/ふ/ふる/ふれ/へよ}
①
踏みつける。
出典今昔物語集 一九・三〇
「大きなる亀(かめ)の甲をふまへたり」
[訳] 大きな亀の甲を踏みつけた。
②
抑える。支配する。
出典太平記 二七
「石川の城をふまへさせて」
[訳] 石川の城を(畠山清国に)抑えさせて。
③
思案する。考えあわせる。
出典旅寝論 俳文
「故実(こじつ)をふまへ、みだりに破り給(たま)ふ事なし」
[訳] (師芭蕉(ばしよう)は)故実を考えあわせ、やたらに(古法を)破りなさることはない。
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