学研全訳古語辞典 |
りん-ね 【輪廻】
「りんゑ」に同じ。
りん-ゑ 【輪廻】
①
車輪が無限に回転するように、衆生(しゆじよう)が三界六道の迷いの世界にさまよい、永久に生死(しようじ)を繰り返すこと。流転(るてん)。転生(てんせい)。◇仏教語。
②
執念深いこと。
出典出世景清 浄瑠・近松
「ええ、りんゑしたる女かな。そこ退(の)け」
[訳] ええい、執念深い女だな。そこを退け。
③
連歌(れんが)・俳諧(はいかい)の付け合いで、付け句が前々句と同意・同想であること。付け合いが堂々巡りになるため、避けるべきものの一つとされる。◆「りんね」とも。
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