学研全訳古語辞典 |
いっ-きょう・なり 【一興なり・逸興なり】
活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}
①
ちょっとしたおもしろみがある。
出典諸国ばなし 浮世・西鶴
「何によらず、花車(きやしや)の道こそいっきょうなれ」
[訳] 何事によらず、風流の道はちょっとしたおもしろみがある。
②
風変わりだ。奇抜だ。
出典一寸法師 御伽
「不思議に思ひて見れば、いっきょうなるものにてありけり」
[訳] 不思議に思って見ると、風変わりな者であった。
③
意外だ。あきれたことだ。
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