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逸りかなりの意味

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学研全訳古語辞典

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はやり-か・なり 【逸りかなり】

形容動詞ナリ活用

活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}


調子が速くて軽快だ。陽気で弾んでいる。はしゃいでいる。


出典源氏物語 東屋


「はやりかなる曲(ごく)の物など教へて」


[訳] (娘に)調子の速い軽快な琴の曲などを教えて。


軽率だ。せっかちだ。


出典源氏物語 末摘花


「侍従とて、はやりかなる若人(わかうど)」


[訳] 侍従といって、せっかちな若い女房が。


はやり立ちやすい。勇ましい。


出典源氏物語 東屋


「物つつみせずはやりかにおぞき人にて」


[訳] (乳母は)無遠慮で、勇ましく勝ち気な人で。








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