学研全訳古語辞典 |
ふり-まが・ふ 【降り紛ふ】
活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}
(見分けがつかないほど)降り乱れる。
出典万葉集 二六二
「矢釣山(やつりやま)木立も見えずふりまがふ雪にさわける朝(あした)楽しも」
[訳] 矢釣山の木立も見えないほど降り乱れる雪の中をさわいでいる朝は楽しいことよ。
活用{へ/へ/ふ/ふる/ふれ/へよ}
降り乱れて見分けにくくする。
出典新古今集 冬
「草も木もふりまがへたる雪もよに春待つ梅の花の香ぞする」
[訳] 草も木も降り乱れて見分けにくくしている雪の中に、春を待つ梅の花の香がすることだ。
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