学研全訳古語辞典 |
きは-やか・なり 【際やかなり】
活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}
①
特に目立っている。際立っている。
出典枕草子 五月ばかり、月もなう
「こは誰(た)そ、いとおどろおどろしうきはやかなるは」
[訳] これはどなたか、たいそうおおげさに特に目立っているのは。
②
思い切りがよい。てきぱきとしている。
出典枕草子 あかつきに帰らむ人は
「いときはやかに起きて、ひろめき立ちて」
[訳] たいそう思い切りがよく起きて、ばたばたと騒いで。◆「やか」は接尾語。
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