学研全訳古語辞典 |
ふう-りう 【風流】
①
伝統。遺風。
出典風姿花伝 序
「古きを学び新しきを賞する中にも、全くふうりうを邪(よこしま)にする事なかれ」
[訳] 古風を学び、新風を愛し楽しむ中にも、けっして伝統を邪道にすることがあってはならない。
②
みやびやかなこと。優雅なこと。また、みやびやかな遊び。詩歌・芸術の遊び。
出典奥の細道 須賀川
「ふうりうの初めや奥の田植(たうゑ)歌―芭蕉」
[訳] ⇒ふうりうの…。
③
意匠をこらして飾りたてること。
④
祭礼の行列などで、笠(かさ)や仮装などを華やかに意匠すること。また、華やかに仮装し、「囃子物(はやしもの)」を奏して踊る踊り。また、その囃子物。「ふりう」とも。
ふ-りう 【風流】
「ふうりう」に同じ。
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