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あふの意味

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学研全訳古語辞典

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あ・ふ 【敢ふ】

[一]自動詞ハ行下二段活用

活用{へ/へ/ふ/ふる/ふれ/へよ}


堪える。我慢する。持ちこたえる。


出典源氏物語 宿木


「霜にあへず枯れにし園(その)の菊なれど」


[訳] 霜に堪えられず枯れてしまった庭園の菊であるけれども。


[二]補助動詞ハ行下二段活用

活用{へ/へ/ふ/ふる/ふれ/へよ}


〔動詞の連用形に付いて〕すっかり…する。…しきる。


出典源氏物語 桐壺


「御かたち・心ばへ、ありがたく珍しきまで見え給(たま)ふを、え嫉(そね)みあへ給はず」


[訳] ご容貌(ようぼう)やご性質が世にもまれで珍しいまでにお見えになるのを、(人々も)憎み通すことがおできにならない。


参考

下に「ず」「なむ」を伴って用いられることが多い。



あ・ふ 【合ふ】

[一]自動詞ハ行四段活用

活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}


調和する。似合う。


出典枕草子 二月つごもり頃に


「げに今日の気色(けしき)にいとようあひたるも」


[訳] 本当に今日の気分にぴったり似合っているにつけても。


一つになる。一致する。


出典源氏物語 若紫


「この夢あふまで、また、ひとにまねぶな」


[訳] この夢が(事実と)一致するまでは、決して、だれにも言うな。


[二]補助動詞ハ行四段活用

活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}


〔動詞の連用形に付いて〕みなで…する。互いに…し合う。


出典伊勢物語 九


「限りなく遠くも来にけるかなとわびあへるに」


[訳] この上もなく遠くまでもまあ来てしまったものだなあと、互いに嘆き合っていると。



あ・ふ 【和ふ】

他動詞ハ行下二段活用

活用{へ/へ/ふ/ふる/ふれ/へよ}


味付けのため調味料に混ぜ合わせる。あえる。


出典今昔物語集 三一・三二


「其(そ)の突き懸けたる物を、鮨鮎(すしあゆ)にこそあへたりけれ」


[訳] その吐きかけたものを鮨にした鮎にあえていたのだったよ。



あ・ふ 【饗ふ】

他動詞ハ行下二段活用

活用{へ/へ/ふ/ふる/ふれ/へよ}


食事のもてなしをする。


出典日本書紀 推古


「使人等に朝(みかど)にあへたまふ」


[訳] 使者たちに宮廷で食事のもてなしをしなさる。



あ・ふ 【会ふ・逢ふ】

自動詞ハ行四段活用

活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}


出会う。巡り合う。


出典伊勢物語 九


「もの心細くすずろなる目を見ることと思ふに、修行者(すぎやうざ)あひたり」


[訳] なんとなく心細く、思いがけないひどい目にあうことよと思っていると、修行者が(我々と)出会った。


結婚する。


出典竹取物語 貴公子たちの求婚


「この世の人は、男は女にあふことをす」


[訳] この世の人は、男は女と結婚することをする。


対する。向かう。


出典徒然草 一四二


「かたへにあひて『御子(みこ)はおはすや』と問ひしに」


[訳] そばの人に向かって、『お子さんはおいでか』と質問したところ。


争う。戦う。


出典万葉集 一四


「香具山(かぐやま)と耳梨山(みみなしやま)とあひしとき立ちて見に来(こ)し印南国原(いなみくにはら)」


[訳] 香具山と耳梨山が争ったときに、(阿菩(あぼ)の大神が)立って見に来た印南国原よ。









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