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あづか-るの意味

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学研全訳古語辞典

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あづか・る 【与る】

自動詞ラ行四段活用

活用{ら/り/る/る/れ/れ}


関与する。かかわる。


出典枕草子 にくきもの


「このごろ、物の怪(け)にあづかりて困(こう)じにけるにや」


[訳] (この修験者は)近ごろ、物の怪(の調伏(ちようぶく))にかかわって非常に疲れていたからであろうか。


手に入れる。


出典源氏物語 若菜下


「宝にあづかり」


[訳] 財宝を手に入れ。


(目上の人の配慮・恩恵を)受ける。いただく。


出典平家物語 二・教訓状


「神明の加護にあづかり」


[訳] 神の加護をいただき。



あづか・る 【預かる】

他動詞ラ行四段活用

活用{ら/り/る/る/れ/れ}


管理・保管する。あずかる。


出典土佐日記 二・一六


「望みて、あづかれるなり」


[訳] (先方から)望んで、(私の家を)あずかったのである。








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