学研全訳古語辞典 |
いん 【印】
①
仏・菩薩(ぼさつ)の悟りや誓いの内容を示すものとして、手の指を組み合わせて作る種々の形。仏像に見られる。また、真言密教で、僧が陀羅尼(だらに)(=呪文(じゆもん))を唱えるときに行う。「印相(いんさう)」とも。◇仏教語。
②
印判。印章。また、しるし。
いん 【因】
果の報いを生ずる原因となるもの。物事が起きる原因。◆仏教語。[反対語] 果(くわ)。
いん 【陰】
中国の易学で宇宙の根源とされる二つの気のうちの一つ。受動的・消極的な作用をもつ気。たとえば、月・地・冬・女・北など。[反対語] 陽(やう)。
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