学研全訳古語辞典 |
おくら-か・す 【後らかす】
活用{さ/し/す/す/せ/せ}
①
(人を)あとに残す。
出典源氏物語 蜻蛉
「今は限りの道にしも、我をおくらかし」
[訳] この世もこれまでという死出の旅にも、私をあとに残し。
②
なおざりにする。怠る。
出典源氏物語 匂宮
「後(のち)の世の御勤めもおくらかし給(たま)はず」
[訳] 来世のための勤行も怠りなさらないで。◆「かす」は接尾語。
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①
(人を)あとに残す。
出典源氏物語 蜻蛉
「今は限りの道にしも、我をおくらかし」
[訳] この世もこれまでという死出の旅にも、私をあとに残し。
②
なおざりにする。怠る。
出典源氏物語 匂宮
「後(のち)の世の御勤めもおくらかし給(たま)はず」
[訳] 来世のための勤行も怠りなさらないで。◆「かす」は接尾語。
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