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おくらかすの意味

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学研全訳古語辞典

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おくら-か・す 【後らかす】

他動詞サ行四段活用

活用{さ/し/す/す/せ/せ}


(人を)あとに残す。


出典源氏物語 蜻蛉


「今は限りの道にしも、我をおくらかし」


[訳] この世もこれまでという死出の旅にも、私をあとに残し。


なおざりにする。怠る。


出典源氏物語 匂宮


「後(のち)の世の御勤めもおくらかし給(たま)はず」


[訳] 来世のための勤行も怠りなさらないで。◆「かす」は接尾語。








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