学研全訳古語辞典 |
おもひ-し・む 【思ひ染む】
活用{ま/み/む/む/め/め}
心にしみて深く思う。しみじみ思う。強く思う。「おもひそむ」とも。
出典源氏物語 桐壺
「おもひしみながら言(こと)に出(い)でても聞こえやらず」
[訳] しみじみ(悲しいと)思いながら言葉に出して申し上げることもできず。
活用{め/め/む/むる/むれ/めよ}
心に深くしみ込ませる。思いつめる。「おもひそむ」とも。
出典枕草子 四月、祭の頃
「蔵人(くらうど)おもひしめたる人の」
[訳] 蔵人になりたいと思いつめている人で。
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