学研全訳古語辞典 |
おま・す
活用{せ/せ/す/する/すれ/せよ}
活用{さ/し/す/す/せ/せ}
さしあげる。あげる。▽「与ふ」「やる」の謙譲語。
出典入間川 狂言
「何ぞおませたいものぢゃが」
[訳] 何かさしあげたいものだが。
活用{せ/せ/す/する/すれ/せよ}
活用{さ/し/す/す/せ/せ}
〔動詞の連用形あるいは接続助詞「て」に付いて〕…(し)てさしあげる。▽謙譲の意を表す。
出典末広がり 狂言
「囃子物(はやしもの)を教へておまさうかといふ事ぢゃ」
[訳] 囃子物(=はやしことばの入ったうた)を教えてさしあげようかということだ。
参考
「おまらす」↓「おまっす」↓「おます」と変化した語。下二段活用がもとの形で、やがて四段活用も成立し、同時に用いられている。
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