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おますの意味

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おま・す

[一]他動詞サ行下二段活用

活用{せ/せ/す/する/すれ/せよ}


サ行四段活用

活用{さ/し/す/す/せ/せ}


さしあげる。あげる。▽「与ふ」「やる」の謙譲語。


出典入間川 狂言


「何ぞおませたいものぢゃが」


[訳] 何かさしあげたいものだが。


[二]補助動詞サ行下二段活用

活用{せ/せ/す/する/すれ/せよ}


サ行四段活用

活用{さ/し/す/す/せ/せ}


〔動詞の連用形あるいは接続助詞「て」に付いて〕…(し)てさしあげる。▽謙譲の意を表す。


出典末広がり 狂言


「囃子物(はやしもの)を教へておまさうかといふ事ぢゃ」


[訳] 囃子物(=はやしことばの入ったうた)を教えてさしあげようかということだ。


参考

「おまらす」↓「おまっす」↓「おます」と変化した語。下二段活用がもとの形で、やがて四段活用も成立し、同時に用いられている。








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