学研全訳古語辞典 |
かき-い・づ 【搔き出づ】
活用{で/で/づ/づる/づれ/でよ}
(手やつめなどで)引っぱり出す。まくり出す。
出典竹取物語 かぐや姫の昇天
「さが尻(しり)をかきいでて、ここらの朝廷人(おほやけびと)に見せて、恥(はぢ)を見せむ」
[訳] そいつの尻をまくり出して、たくさんの役人に見せて恥をかかせよう。
かき-い・づ 【書き出づ】
活用{で/で/づ/づる/づれ/でよ}
書き表す。
出典源氏物語 梅枝
「外とよりてこそかきいづる人々ありけれど」
[訳] (みごとで立派な筆跡は)近年になって書き表す人々がいるけれども。
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