学研全訳古語辞典 |
さし-ちが・ふ 【刺し違ふ】
活用{へ/へ/ふ/ふる/ふれ/へよ}
刀で刺し合う。刺し違える。
出典平家物語 八・水島合戦
「引っ組んで海に入るもあり、さしちがへて死ぬるもあり」
[訳] 取っ組み合って海に落ちる者もいるし、刺し違えて死ぬ者もいる。
さし-ちが・ふ 【差し違ふ】
活用{へ/へ/ふ/ふる/ふれ/へよ}
互い違いにする。
出典枕草子 関白殿、二月二十一日に
「三尺の御几帳(みきちやう)一具(ひとよろひ)をさしちがへて」
[訳] 三尺の御几帳ひと組みを互い違いにして。◆「さし」は接頭語。
さしちがふのページへのリンク |