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さしもの意味

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学研全訳古語辞典

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さ-しも

副詞

あんなにも。そんなにも。それほど。


出典方丈記 


「人の営み、みな愚かなる中に、さしも危(あや)ふき京中(きやうちゆう)の家を造るとて、宝を費やし、心を悩ますことは」


[訳] 人間のやることがすべてばかげている中で、あんなにも危険な都の中の家を建てるといって、財産を浪費し、神経をすりへらすことは。


〔下に打消・反語の表現を伴って〕それほどには。そのようには。そうとばかり。たいして。


出典源氏物語 玉鬘


「筑紫人(つくしびと)は三日籠(こも)らむと心ざし給(たま)へり。右近(うこん)はさしも思はざりけれど」


[訳] 筑紫の人は(寺に)三日籠ろうとお決めになっていた。(侍女の)右近はそれほどには思わなかったけれど。◆副詞「さ」に、副助詞「しも」が付いて一語化したもの。



さしも

助動詞特殊型

《接続》四段・ナ変以外の動詞の未然形に付く。


活用{さしも/さしも/さしも/さしも/さしめ/さしめ}


〔尊敬〕…なさる。


出典史記抄 


「景帝は孝景の七年に生じさしもたぞ」


[訳] 景帝は孝景の七年に生まれなさったのだ。◆中世語。


参考

助動詞「さす」の連用形「させ」に「たまふ」の付いた「させたまふ」が「さしまふ」を経てできた語。狂言では特に命令形の例が多い。









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