学研全訳古語辞典 |
だい 【代】
①
位や家督を受け継いでその地位にいる期間。
②
代わり。
出典西鶴織留 浮世・西鶴
「傘(かさ)のだいに円座を被(かづ)き」
[訳] 傘の代わりに藁(わら)で編んだ敷物をかぶり。
③
その人に代わって仕事をする人。代理。「師範だい」。
④
代金。
-だい 【代】
位や家督を受け継いだ順を表す。
出典大鏡 道長上
「三十七だいに当たり給(たま)ふ孝徳天皇」
[訳] 三十七代にあたりなさる孝徳天皇。
だい 【台】
①
高い建物。高殿。
②
「ろだい」に同じ。
③
台。特に、食物を盛った器を載せる台。
④
食事。食物。
出典蜻蛉日記 下
「しばしありて、だいなど参りたれば」
[訳] しばらくして、お食事などをさし上げると。
だい 【大】
①
大きなこと。大きいこと。太いこと。広いこと。
②
甚だしいこと。また盛んなこと。
③
陰暦で、一か月の日数が三十日の月。大の月。
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