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のちの意味

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のち 【後】

名詞

のち。あと。以後。


出典徒然草 九二


「のちの矢を頼みて、初めの矢になほざりの心あり」


[訳] あと(=二本目)の矢をあてにして、最初の矢(を射ること)にいいかげんな気持ちが生ずる。


未来。将来。


出典更級日記 後の頼み


「この度は帰りて、のちに迎へに来む」


[訳] 今回は(このまま)帰って、将来(再び)迎えに来よう。


死後。後世(ごせ)。来世。


出典源氏物語 蜻蛉


「のちのしたためなども、いとはかなくしてけるを」


[訳] (浮舟の)死後の処置(=葬儀)なども、たいへん簡略にしてしまったそうだが。


子孫。後裔(こうえい)。


出典枕草子 五月の御精進のほど


「その人ののちといはれぬ身なりせば、こよひの歌をまづぞ詠ままし」


[訳] もし(私が)その(有名な歌人の)子孫だといわれない身だったら、今夜の歌会の歌を真っ先に詠んで(さし出し)たろうのに。








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