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まぢかしの意味

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学研全訳古語辞典

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ま-ぢか・し 【間近し】

形容詞ク活用

活用{(く)・から/く・かり/し/き・かる/けれ/かれ}


非常に近い。すぐそばである。


出典万葉集 五九七


「うつせみの(=枕詞(まくらことば))人目を繁(しげ)み石橋(いははし)の(=枕詞)まぢかき君に恋ひわたるかも」


[訳] 世間の人の目が多いので、すぐ近くのあなたに(会えず)恋い続けていることよ。


ごく最近だ。


出典平家物語 一・祇園精舎


「まぢかくは、六波羅(ろくはら)の入道、前(さき)の太政大臣平朝臣(たひらのあつそん)清盛(きよもり)公と申しし人のありさま」


[訳] ごく最近では、六波羅の入道、前の太政大臣平朝臣清盛公と申した人のありさま。◆「まちかし」とも。








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