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まつよひにの意味

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まつよひに…

分類和歌


「待つ宵に更けゆく鐘の声聞けば飽(あ)かぬ別れの鳥はものかは」


出典新古今集 恋三・小侍従(こじじゆう)


[訳] 来るあてのないあの人の訪れを待っている夜に、(来ないまま)夜更けを告げる鐘の音を聞くと、十分満足せずに後朝(きぬぎぬ)の別れを促す鶏の声を聞くつらさなんかものの数ではない。


鑑賞

『平家物語』(巻五・月見)には、作者が御所で「待宵(まつよひ)」と「帰る朝(あした)」の優劣を問われたときに答えた歌で、この歌によって「待つ宵の小侍従」の名を得たと伝える。後朝の別れのつらさより、来ぬ人を待つ宵のほうがはるかにつらく哀れであるという作者の心情が直接伝わってくる。








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