学研全訳古語辞典 |
やまと-だましひ 【大和魂】
①
「やまとごころ①」に同じ。
出典源氏物語 少女
「なほ才(ざえ)を本(もと)としてこそ、やまとだましひの世に用ひらるる方(かた)も、強う侍(はべ)らめ」
[訳] やはり漢学の学識・教養を基本にしてこそ、物事を処理する実務的な能力が世間で重んじられるということも確実でしょう。◇漢詩文・漢学の能力「才(ざえ)」に対していう。
②
日本人固有の精神。
出典椿説弓張月 読本
「事に迫りて死を軽んずるは、やまとだましひなれど」
[訳] いざというとき死を恐れないのは、日本人固有の精神であるが。
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