古語:

乱りがはしの意味

古文辞書 - Weblio古語辞典古語辞典
約23000語収録の古語辞典

古語辞典


    

Weblio 辞書 > 古語辞典 > 学研全訳古語辞典 > 乱りがはしの解説 


学研全訳古語辞典

学研教育出版学研教育出版

みだり-がは・し 【乱りがはし・濫りがはし】

形容詞シク活用

活用{(しく)・しから/しく・しかり/し/しき・しかる/しけれ/しかれ}


乱雑である。入り乱れている。整っていない。


出典源氏物語 夕顔


「虫の声々みだりがはしく」


[訳] いろいろな虫の声が入り乱れて。


無作法である。乱暴である。


出典源氏物語 桐壺


「みだりがはしきを、心をさめざりける程と、御覧じ許すべし」


[訳] (手紙が)無作法であるのを、心を取り乱しているときだからと、(帝(みかど)は)お見逃しなさるであろう。


くだけて好色めいている。


出典源氏物語 葵


「まめやかなるも、また例のみだりがはしきことをも聞こえ出(い)でつつ」


[訳] まじめなことも、またいつもの好色めいたことをも口に出して申し上げては。◆「みだれがはし」とも。


注意

現代語「みだりがわしい」にはの意味はない。








乱りがはしのページへのリンク
「乱りがはし」の関連用語

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳

乱りがはしのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳




乱りがはしのページの著作権
古語辞典 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
学研教育出版学研教育出版
©GAKKEN 2024 Printed in Japan

©2024 GRAS Group, Inc.RSS