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册子の意味

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学研全訳古語辞典

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さう-し 【草子・冊子・草紙・双紙】

名詞

とじ本。帳面。▽紙をとじて作った本の総称。


出典枕草子 御前にて人々とも


「この紙をさうしに作りなどもて騒ぐに」


[訳] この紙をとじ本に作ったりして騒いでいるうちに。


書物。本。▽物語・日記・和歌の書物など、仮名書きの書物の総称。


出典枕草子 清涼殿の丑寅のすみの


「古今のさうしを御前(おまへ)に置かせ給(たま)ひて」


[訳] (中宮は)『古今和歌集』の書物をお手元にお置きなさって。


絵草紙。草双紙。▽室町時代以降の絵入りの通俗的な読み物の略称。


出典丹波与作 浄瑠・近松


「さうしにある絵で見たよりはよい女房」


[訳] 絵草紙にのっている絵で見たのよりはよい女。


参考

「さくし(冊子)」のウ音便という。



そうし 【草子・冊子・草紙・双紙】

⇒さうし








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