学研全訳古語辞典 |
よ・ぶ 【呼ぶ】
活用{ば/び/ぶ/ぶ/べ/べ}
①
呼ぶ。
出典更級日記 大納言殿の姫君
「『をぎの葉、をぎの葉』とよばすれど」
[訳] 「荻(おぎ)の葉(=女性の名)、荻の葉」と供の者に呼ばせたが。
②
招く。招いてごちそうする。
出典徒然草 二一五
「最明寺(さいみやうじ)の入道、ある宵の間(ま)によばるることありしに」
[訳] 最明寺の入道がある宵のうちに、招かれたことがあったが。
③
名付ける。称する。
出典笈の小文 俳文・芭蕉
「旅人と我(わ)が名よばれん初時雨(はつしぐれ)―芭蕉」
[訳] ⇒たびびとと…。
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