学研全訳古語辞典 |
ぐう-じ 【宮司】
①
神職の一つ。神社の造営や収税などをつかさどった者。後にはひろく祭祀(さいし)や祈禱(きとう)に従事する者をいう。
②
伊勢神宮では、祭主に次ぐ大宮司、小宮司をいう。
③
東宮職(しき)、中宮職、皇太后宮職などの職員。
みや-づかさ 【宮司】
①
中宮職(ちゆうぐうしき)・東宮坊(とうぐうぼう)・斎宮(さいくう)・斎院などに仕える職員。
出典宇津保物語 菊の宴
「供、殿上人・みやづかさ」
[訳] お供の殿上人や宮廷の役人。
②
神官。神職。「ぐうじ」とも。
出典徒然草 六七
「老いたるみやづかさの過ぎしを呼びとどめて」
[訳] 年とった神官の通り過ぎたのを呼びとめて。
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