学研全訳古語辞典 |
-き 【寸】
①
上代の長さの単位。尺貫(しやつかん)法の「寸(すん)(=約三センチ)」とほぼ同じ長さ。
②
馬の背丈を測る単位。肩から足もとまでが四尺(=約一二〇センチ)の馬を標準とし、それより一寸(いつすん)高いものを「一寸(ひとき)」のようにいう。
すん 【寸】
①
寸法。長さ。刀剣の長さにいうことが多い。
出典曾我物語 九
「十郎が太刀すんまさりたりければ」
[訳] 十郎の太刀は寸法が(比較して)長かったので。
②
わずか。
出典猫のさうし 御伽
「すんの油断も候はず」
[訳] わずかの油断もございません。
-すん 【寸】
長さの単位を表す。尺の十分の一。曲尺(かねじやく)の一寸は約三センチ。
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