学研全訳古語辞典 |
てらこ-や 【寺子屋・寺小屋】
近世、主に庶民の子供に読み方・習字・算盤(そろばん)などの教育を行った私設の初等教育機関。「寺」とも。
参考
「寺子(=寺で勉学する子供)」が学習する家の意で、初め、主に僧侶(そうりよ)が寺で子供を教えたことに基づく。室町時代に始まるが、江戸時代中期以降広く一般に普及し、明治時代の初めまで続いた。僧侶・神官・医師・浪人や教養のある町人などが経営に当たり、教科書には「庭訓往来(ていきんわうらい)」「実語教」などの往来物が用いられた。
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