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心置くの意味

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こころ-お・く 【心置く】

自動詞カ行四段活用

活用{か/き/く/く/け/け}


心を残す。気にかける。


出典源氏物語 澪標


「故御息所(みやすんどころ)のいとうしろめたげにこころおき給(たま)ひしを」


[訳] 亡き(六条)御息所が、ひどく不安そうに、気にかけなさったことを。


気を遣う。気兼ねする。


出典徒然草 三七


「ともある時、我にこころおき」


[訳] ちょっとした時、私に気兼ねをし。


気をつける。用心する。


出典源氏物語 若菜下


「さぶらふ人にこころおき給(たま)ふ事もなくて」


[訳] (高貴な人は、自分に)仕える人に気をつけなさることもなくて。








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