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手の意味

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学研全訳古語辞典

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て 【手】

名詞

手。▽指・手のひら・手首・腕などにいう。


出典枕草子 すさまじきもの


「てを折りてうちかぞへなどして」


[訳] 指を折って、数えたりなどして。


(器具の)取っ手。横木。


出典枕草子 正月に寺にこもりたるは


「てもなき盥(たらひ)」


[訳] 取っ手もないたらい。


筆跡。文字。


出典枕草子 うらやましげなるもの


「てよく書き、歌よく詠みて」


[訳] 文字をうまく書き、歌も上手に詠んで。


腕前。技量。


出典源氏物語 帚木


「織女(たなばた)のてにも劣るまじく」


[訳] (裁縫も)織女の腕前にも劣らないに違いなく。


(物事の)やり方。型。


出典徒然草 一一〇


「いづれのてか、とく負けぬべきと案じて」


[訳] どのやり方が、早く負けてしまうだろうかと考えて。


部隊。軍勢。配下。


出典平家物語 九・河原合戦


「宇治のてを攻め落といて」


[訳] (義経(よしつね)は)宇治の軍勢を攻め落として。


傷。負傷。


出典平家物語 四・源氏揃


「わが身、て負ひ、からき命を生きつつ」


[訳] 自分の体は傷を負って、危ない命を保ちながら。



て- 【手】

接頭語

〔形容詞に付いて〕手段・方法などの程度を強める。「て堅し」「て強(ごは)し」



-て 【手】

接尾語

碁・将棋などの手数を数える語。「一て」。


矢二本を一組として数える語。「的矢(まとや)一て」。


そのことをする人を表す語。「使ひて」








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