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打ち出だすの意味

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Weblio 辞書 > 古語辞典 > 学研全訳古語辞典 > 打ち出だすの解説 


学研全訳古語辞典

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うち-いだ・す 【打ち出だす】

他動詞サ行四段活用

活用{さ/し/す/す/せ/せ}


打ち鍛えて作り出す。


出典太平記 一三


「雌雄の二剣をうちいだせり」


[訳] 雌雄二振りの剣を打ち鍛えて作り出した。


(打つような動作で)振って物を出現させる。打ち出す。


出典一寸法師 御伽


「まづまづ飯をうちいだし」


[訳] まずとりあえず打ち出の小槌(こづち)で飯を打ち出し。


ちょっと出す。特に、「出(い)だし衣(ぎぬ)」をする。


出典栄花物語 若生え


「衣(きぬ)のつま重なりてうちいだしたるは」


[訳] 着物の端が重なって(御簾(みす)の下から)ちょっと出してあるのは。


(歌・ことばを)口に出す。歌い出す。


出典枕草子 清涼殿の丑寅のすみの


「いとゆるるかにうちいだし給(たま)へる」


[訳] (古歌を)たいそうゆっくりと歌い出しなさったの。◆の「うち」は接頭語。








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