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抱くの意味

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学研全訳古語辞典

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いだ・く 【抱く・懐く】

他動詞カ行四段活用

活用{か/き/く/く/け/け}


抱(だ)く。


出典徒然草 八九


「川の中よりいだき起こしたれば」


[訳] 川の中から(法師を)抱き起こすと。


心にもつ。


出典今昔物語集 二・三〇


「子の殺さるるを見て、悲しびをいだけるなり」


[訳] 子が殺されるのを見て、悲しみを心にもったのである。◆「うだく」の変化した語。「だく」の古形。



むだ・く 【抱く】

他動詞カ行四段活用

活用{か/き/く/く/け/け}


だく。だきかかえる。


出典万葉集 三四〇四


「かきむだき寝(ぬ)れど飽(あ)かぬを」


[訳] しっかりだきかかえ寝ても満ち足りないが。








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