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是非無しの意味

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ぜひ-な・し 【是非無し】

形容詞ク活用

活用{(く)・から/く・かり/し/き・かる/けれ/かれ}


程度が甚だしい。いちずだ。ひたすらだ。▽多く連用修飾に用いる。


出典栄花物語 岩陰


「ぜひなく嬉(うれ)しうこそは思(おぼ)し召すべきを」


[訳] ひたすらうれしくお思いになるはずなのに。


どうにもしようがない。やむを得ない。


出典日本永代蔵 浮世・西鶴


「町並みに出る葬礼には、ぜひなく」


[訳] 町内のつきあいで出る葬式はやむを得ず。


当然である。言うまでもない。


出典風姿花伝 二


「似合ひたるやうに出(い)で立つべきこと、ぜひなし」


[訳] その役に似合っているように扮装(ふんそう)しなければいけないのは、当然である。








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