朝餉

学研全訳古語辞典

あさ－がれひ 【朝餉】

名詞

① 天皇のとる簡単な食事。表向きの食事の「大床子（だいしやうじ）の御膳（おもの）」に対していう。朝食とは限らない。

出典 源氏物語 桐壺

「あさがれひの、けしきばかり触れさせ給（たま）ひて」

[訳] 朝がれいには、形だけ箸（はし）をおつけになられて。

② 「朝餉の間（ま）」の略。

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あさ－け 【朝食・朝餉】

名詞

朝食。◆「け」は食事の意。のちに「あさげ」。[反対語] 夕食（ゆふけ）。