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期すの意味

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き-・す 【期す】

他動詞サ行変格活用

活用{せ/し/す/する/すれ/せよ}


時日を定める。


出典枕草子 故殿の御ために


「月、秋ときして」


[訳] 月は、秋と時日を定めて(美しく輝き)。


約束する。


出典枕草子 五月ばかり、月もなう


「殿上にていひきしつる本意(ほい)もなくては」


[訳] 殿上の間で話し合って約束した目的も遂げずに。


注意

「期す」を「ごす」と読むと、別語。



ご-・す 【期す】

他動詞サ行変格活用

{語幹〈ご〉}


予期する。期待する。


出典徒然草 七四


「ごするところ、ただ老いと死とにあり」


[訳] 予期するものは、ただ老いと死だけである。


心積もりをする。予定する。


出典徒然草 九二


「重ねてねんごろに修(しゆ)せんことをごす」


[訳] もう一度入念に身につけることを、心積もりする。


覚悟する。心に決める。


出典平家物語 一一・嗣信最期


「敵(かたき)の矢にあたって死なん事、もとよりごするところで候ふなり」


[訳] 敵の矢に当たって死ぬようなことは、もともと覚悟することなのでございます。








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