学研全訳古語辞典 |
たな-ばた 【棚機】
①
機織り機。
②
「たなばたつめ①」に同じ。
出典古事記 神代
「弟(おと)たなばたの項(うな)がせる玉の御統(みすまる)」
[訳] 機織り女が首にかけていらっしゃる玉の首飾り。◇「織女」とも書く。
③
「たなばたつめ②」に同じ。
出典万葉集 二〇八〇
「たなばたの今宵(こよひ)逢(あ)ひなば」
[訳] 七夕の織女がもし今宵会えば。◇「織女」とも書く。
④
五節句の一つ。陰暦七月七日の夜、一年に一度会うという牽牛(けんぎゆう)・織女(しよくじよ)の二星を祭る行事。裁縫・書道などの上達を祈った。「棚機祭り」とも。◇「七夕」とも書く。[季語] 秋。
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