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率るの意味

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学研全訳古語辞典

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ゐる 【率る】

他動詞ワ行上一段活用

{*語幹・活用語尾が同一}


伴う。引き連れる。連れる。


出典伊勢物語 六


「やうやう夜も明け行くに、見ればゐて来(こ)し女もなし」


[訳] だんだんと夜も明けていくので、見ると連れて来た女もいない。


身につけて持つ。携帯する。携える。


出典増鏡 むら時雨


「内侍所(ないしどころ)・神璽(しんし)・宝剣ばかりをぞ、忍びてゐてわたさせ給(たま)ふ」


[訳] (後醍醐(ごだいご)天皇は)八咫(やた)の鏡・八尺瓊(やさかに)の曲玉(まがたま)・天(あめ)の叢雲(むらくも)の剣(の三種の神器)だけを、こっそりと携えてお移りあそばす。


注意

「率る」を「ひきゐる」と読まないこと。


参考

ワ行上一段活用の動詞は、「率る」のほかには「居る」「率(ひき)ゐる」「用ゐる」があるだけである。このうち「率ゐる」は「引き」+「率る」、「用ゐる」は「持ち」+「率る」によって成立した語である。



いる 【居る・率る】

⇒ゐる








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