学研全訳古語辞典 |
-ひき 【疋・匹】
①
布地、特に絹織物を二反(たん)を一疋として数える語。一疋は、古くは四丈(=約一二メートル)、のち、鯨尺で五丈六尺(=約二一メートル)。「疋(き)」とも。
②
銭を数える語。一疋は、古くは十文(もん)、のちには二十五文。
③
獣や鳥・魚・虫などを数える語。
-むら 【匹・疋】
二反分を一巻きにした布を数える語。
出典更級日記 かどで
「匹布(ひきぬの)を千(ち)むら、万(よろづ)むら織らせ」
[訳] 匹布(=二反続きの布)を千まきも万まきも織らせて。
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