学研全訳古語辞典 |
ゆき-むか・ふ 【行き向かふ】
活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}
①
次々と過ぎ去っては、またやって来る。多く、年月が去来することにいう。
出典万葉集 三三二四
「ゆきむかふ年の緒(を)長く仕へ来(こ)し」
[訳] 次々と過ぎ去っては、またやって来る年月長く仕えてきた。
②
出かけて行く。出向く。立ち向かって行く。
出典平家物語 四・南都牒状
「すべからく賊衆にゆきむかってその罪を問ふべし」
[訳] 当然、賊の者どものところに出向いてその罪を詰問しなければならない。
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