学研全訳古語辞典 |
けん-ぶつ 【見物】
見物すること。
出典平家物語 一一・那須与一
「あの扇のまんなか射て、平家にけんぶつせさせよかし」
[訳] あの扇のまん中を(弓で)射て、平家に見物させてやれよ。
①
見物をする人。見物人。
②
見る価値のあるもの。みもの。
み-もの 【見物】
①
見る価値のあるもの。見てすばらしいと思うもの。
出典枕草子 見ものは
「みものは、臨時の祭り」
[訳] 見る価値のあるものは、(賀茂(かも)の)臨時の祭り。
②
見物(けんぶつ)。
出典源氏物語 胡蝶
「かのみものの女房たち」
[訳] あの(船遊びの)見物の女房たち。
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