学研全訳古語辞典 |
じゅ-・す 【誦す】
活用{せ/し/す/する/すれ/せよ}
(詩歌・経文などを)声を出して唱える。口ずさむ。「ずす」「ずず」「ずうず」「ずんず」とも。
出典枕草子 故殿の御ために
「酒飲み、詩じゅしなどするに」
[訳] 酒を飲み、詩を口ずさみなどするうちに。
ず-・す 【誦す】
活用{せ/し/す/する/すれ/せよ}
「じゅす」に同じ。「ずず」「ずうず」「ずんず」とも。
出典枕草子 五月ばかり、月もなう
「『種(う)ゑてこの君と称す』とずして」
[訳] 「うえてこの君と称す(=竹を植えてこの君と名付ける)」と(漢詩の一節を)朗唱して。
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