古語:

かたそばの意味

ゲストさん 辞書総合TOP
古文辞書 - Weblio古語辞典古語辞典
約23000語収録の古語辞典

古語辞典


    



学研全訳古語辞典

学研教育出版学研教育出版

かた-そば 【片傍・片側】

名詞

(物の)一端。片端。


出典源氏物語 明石


「よしある岩のかたそばに」


[訳] 風情のある岩の片端に。


(物事の)一部分。一面。


出典源氏物語 蛍


「日本紀(にほんぎ)などは、ただかたそばぞかし」


[訳] 『日本書紀』以下の正史など(に書かれていること)は(世の中のことの)ほんの一面なのだよ。


参考

の用例は、作者紫式部が、源氏の口を借りて試みた有名な物語論(文学論)の一節。正史としての歴史書は一面の事実を描いているに過ぎず、「人生の真実は虚構の物語の中にこそ見られる」というのが大意。








かたそばのページへのリンク
「かたそば」の関連用語

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳

かたそばのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳




かたそばのページの著作権
古語辞典 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
学研教育出版学研教育出版
©GAKKEN 2024 Printed in Japan

©2024 GRAS Group, Inc.RSS