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しなの意味

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学研全訳古語辞典

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しな 【品】

名詞

階段。段。


出典源氏物語 若菜上


「御階(みはし)の中のしなのほどに居(ゐ)給(たま)ひぬ」


[訳] (夕霧は寝殿の)階段の中の段のあたりにお座りになった。


階級。身分。家柄。


出典源氏物語 帚木


「中のしなのけしうはあらぬ、選(え)り出(い)でつべきころほひなり」


[訳] 中流の階級の悪くはない女性を、選び出すことができる時勢である。


品格。人柄。


出典徒然草 五六


「興なきことを言ひてもよく笑ふにぞ、しなのほど計られぬべき」


[訳] おもしろみがないことを言ってもよく笑うことで、品格の程度はおしはかることができるであろう。


事の成りゆき。事情。


出典曾根崎心中 浄瑠・近松


「この上は徳様も死なねばならぬしななるが」


[訳] こうなっては徳様も死ななければならない事の成りゆきだが。








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