学研全訳古語辞典 |
だん 【壇】
神事や仏事を行うために、土を盛り上げて、一段高く平らに作った所。
壇の浦
分類地名
今の山口県下関市の、関門海峡の東端、早鞆(はやとも)の瀬戸から東方にかけての沿岸一帯。平家とそれを追撃した源氏との間の最後の決戦があった。
だん 【段】
①
階段。また、その一つ一つ。段。
②
等級。格。
③
語り物や文章の一区切り。段落。
④
事柄。条項。件。
⑤
場合。事態。とき。
⑥
〔「…だんではない」「…だんか」の形で〕…程度。…どころ。…場合。
出典曾根崎心中 浄瑠・近松
「はて軽口のだんかいの」
[訳] はて冗談を言っている場合かいな。◆④⑤⑥は形式名詞として用いる。
だん 【緂】
種々の色を交互に配したもの。鎧(よろい)の縅(おどし)の糸や太刀の緒などに用いる。
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