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つれな・しの意味

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学研全訳古語辞典

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つれ-な・し

形容詞ク活用

活用{(く)・から/く・かり/し/き・かる/けれ/かれ}


素知らぬふうだ。平然としている。さりげない。


出典枕草子 うれしきもの


「いとつれなく、なにとも思ひたらぬさまにて、たゆめ過ぐすも、またをかし」


[訳] まったく素知らぬふうで、なんとも思っていないようすで、(相手を)油断させとおすのも、また興味深い。


冷淡だ。薄情だ。


出典伊勢物語 五四


「昔、男、つれなかりける女にいひやりける」


[訳] 昔、男が冷淡だった女に言い送った(歌)。


ままならない。思うにまかせない。


出典源氏物語 桐壺


「かへすがへす、つれなき命にも侍(はべ)るかな」


[訳] 本当にまあ、ままならない私の命でございますね。


何事もない。変わらない。


出典枕草子 職の御曹司におはしますころ、西の廂にて


「雪の山つれなくて年も返りぬ」


[訳] 雪の山は変わらずに年も改まってしまった。








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