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てうずの意味

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学研全訳古語辞典

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てう-・ず 【調ず】

他動詞サ行変格活用

{語幹〈てう〉}


こしらえる。作る。調達する。


出典枕草子 心にくきもの


「よくてうじたる火桶(ひをけ)の灰の際清げにて」


[訳] 上手に作った火鉢が、灰の際がきれいで。


調理する。


出典源氏物語 若菜下


「若菜などてうじてや」


[訳] 若菜などを調理してはどうか。


祈り伏せる。調伏する。


出典枕草子 すさまじきもの


「験者(げんざ)の、物の怪(け)てうずとて」


[訳] 修験者(しゆげんじや)が物の怪を調伏するといって。


こらしめる。


出典竹取物語 蓬莱の玉の枝


「くらもちの皇子(みこ)、血の流るるまでてうぜさせ給(たま)ふ」


[訳] くらもちの皇子は、血が流れるまで(工匠を)こらしめなさる。








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