学研全訳古語辞典 |
-はか
名詞・形容詞の語幹などに付いて、そのようなようすの意の形容動詞の語幹を作る。「あさはか」「貴(あて)はか」
はか 【果・量・計】
①
およその目安。見当。目当て。
出典更級日記 野辺の笹原
「いづこをはかと尋ねてか見し」
[訳] (乳母は)どこを目当てに(姉の墓を)尋ねたのだろうか。
②
仕事などの進みぐあい。はかどり。
出典平家物語 三・有王
「はかもゆかず、よろよろとして出(い)で来たり」
[訳] (前に行こうとしても)はかどらず、よろよろとして出て来た。
参考
②は、多く「はかが(の・も・を)ゆく」の形で用いられる。
はかのページへのリンク |