古語:

はなはちりの意味

古文辞書 - Weblio古語辞典古語辞典
約23000語収録の古語辞典

古語辞典


    

Weblio 辞書 > 古語辞典 > 学研全訳古語辞典 > はなはちりの解説 


学研全訳古語辞典

学研教育出版学研教育出版

はなはちり…

分類和歌


「花は散りその色となくながむればむなしき空に春雨ぞ降る」


出典新古今集 春下・式子内親王(しきしないしんわう)


[訳] 桜の花は散ってしまい、何を眺めるというわけでもなく、ぼんやりと思いにふけって空を見ていると、何もない空に春雨がふっていることだ。


鑑賞

空に枝を張り、絢爛(けんらん)と咲き誇っていた桜も幻となってしまった。何もない空は作者の心そのもので、ただ細い春の雨だけが降っている。やりきれない空虚さを、美しい言語の世界に定着させた歌。本歌は「暮れがたき夏のひぐらしながむればそのこととなくものぞ悲しき」(『伊勢(いせ)物語』)〈⇒くれがたき…。〉








はなはちりのページへのリンク

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳

はなはちりのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳




はなはちりのページの著作権
古語辞典 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
学研教育出版学研教育出版
©GAKKEN 2024 Printed in Japan

©2024 GRAS Group, Inc.RSS