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学研全訳古語辞典

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布留

分類地名


歌枕(うたまくら)。今の奈良県天理市布留町付近。石上(いそのかみ)神宮がある。天理市旧市街とその東方一帯を石上といい、布留はその一部であったので、和歌では「石上布留」と続けて用いられもする。同音の「古」や「降る」をかける歌も多い。



ふ・る 【震る】

自動詞ラ行四段活用

活用{ら/り/る/る/れ/れ}


(大地が)揺れ動く。震動する。


出典方丈記 


「かく、おびたたしくふる事は、しばしにて止(や)みにしかども」


[訳] このように、ものすごく(大地が)揺れ動くことは、少しの間で止んでしまったけれども。



ふ・る 【触る】

[一]自動詞ラ行四段活用

活用{ら/り/る/る/れ/れ}


(軽く)さわる。ふれる。


出典万葉集 四三二八


「磯(いそ)にふり海原(うのはら)渡る」


[訳] 磯にふれて(=岩伝いに船で)海原を渡る。◆上代語。


[二]自動詞ラ行下二段活用

活用{れ/れ/る/るる/るれ/れよ}


(軽く)さわる。ふれる。(食事に)箸(はし)をつける。


出典源氏物語 桐壺


「けしきばかりふれさせ給(たま)ひて」


[訳] (お食事に)形だけ箸をおつけになられて。


(ほんの少し)かかわり合う。関係する。


出典源氏物語 桐壺


「この御事にふれたることをば、道理をも失はせ給ひ」


[訳] この桐壺(きりつぼ)の更衣に関係したことには、(帝(みかど)は)道理をも無視なさって。


[三]他動詞ラ行下二段活用

活用{れ/れ/る/るる/るれ/れよ}


(広く)告げ知らせる。


出典平家物語 一・内裏炎上


「子細を衆徒(しゆと)にふれんとて、登山(とうざん)しけるを」


[訳] 詳細を衆徒に告げ知らせようと、比叡山(ひえいざん)に登って来たのを。



ふ・る 【降る】

自動詞ラ行四段活用

活用{ら/り/る/る/れ/れ}


雨や雪が降る。


出典古今集 冬


「朝ぼらけ有り明けの月と見るまでに吉野の里にふれる白雪(しらゆき)」


[訳] ⇒あさぼらけありあけのつきと…。


涙が流れる。▽比喩(ひゆ)的な用法。


出典源氏物語 桐壺


「鈴虫の声の限りを尽くしても長き夜あかずふる涙かな」


[訳] ⇒すずむしの…。



ふ・る 【旧る・古る】

自動詞ラ行上二段活用

活用{り/り/る/るる/るれ/りよ}


年月がたつ。年月が過ぎる。年月を過ごす。


出典古今集 春下


「花の色は移りにけりないたづらにわが身(み)世(よ)にふるながめせし間(ま)に」


[訳] ⇒はなのいろは…。


年をとる。老いる。


出典源氏物語 少女


「今はかくふりぬる齢(よはひ)に」


[訳] 今はこのように老いてしまった年齢で。


古びる。ありふれる。


出典源氏物語 朝顔


「世にふりたることなれど、なほ、めづらしくも、はかなきことを、しなし給(たま)へりしかな」


[訳] 世間でありふれたことだが、やはり目新しいものに、ちょっとしたことを、(工夫されて)なさったのだなあ。



ふ・る 【振る】

他動詞ラ行四段活用

活用{ら/り/る/る/れ/れ}


揺り動かす。


出典万葉集 二〇


「野守(のもり)は見ずや君が袖(そで)ふる」


[訳] ⇒あかねさす…。


(神霊を)移す。(神輿(みこし)を)担ぎ動かす。


出典大鏡 道長上


「大和の国三笠(みかさ)山にふり奉りて」


[訳] 大和国の三笠山に神霊を移し申し上げて。


すげなくする。


出典好色一代男 浮世・西鶴


「はじめの高雄に三十五までふられ」


[訳] 初代の高雄大夫に三十五度までもすげなくされて。


入れ換える。振り替える。


出典去来抄 先師評


「『行く春』は『行く歳(とし)』にも、ふるべし」


[訳] (この句の)「行く春」は「行く歳」にも入れ換えることができるだろう。









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